同行援護従業者養成研修
視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等につき、外出時において、当該障害者等に同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう。(障害者自立支援法第5条4)
一人ひとり違うと言われる障がいの種類を学んだ上で、食事の介助や屋内でのドアの開閉、屋外での階段昇降などの移動支援方法を学びます。
周囲の状況を的確に把握しお伝えすることは、安全・安心な移動支援だけでなく、利用者様の「楽しい外出」に欠かせない技術です。
講師:高梨憲司
経歴
- 昭和58年4月から昭和59年3月まで
- 盲児施設愛光学園園長
- 昭和59年4月から平成元年10月まで
- 知的障害者更生施設明和園園長
- 平成元年11月から平成6年3月まで
- 盲児施設愛光学園園長
- 平成6年4月から平成9年3月まで
- 重度身体障害者更生援護施設リホープ施設長
- 平成6年4月から平成15年3月まで
- 社会福祉法人 愛光相談援助室室長
- 平成9年4月から平成13年3月まで
- 知的障害者更生施設めいわ施設長
- 平成11年4月から平成22年3月まで
- 学校法人 九里学園浦和大学・浦和短期大学部福祉科
障害形態別介護技術演習 非常勤講師
- 平成13年4月から平成21年6月まで
- 視覚障害者情報提供施設 視覚障害者総合支援センターちば所長
- 平成21年7月から平成24年3月まで
- 社会福祉法人 愛光 視覚障害者支援事業部部長
- 平成24年4月から平成27年5月まで
- 社会福祉法人 愛光 常務理事
- 平成26年6月から現在
- 特定非営利活動法人 千葉市視覚障害者協会副理事長
- 平成9年4月から現在
- 学校法人 ワタナベ学園東洋医療福祉専門学校
社会福祉科・介護福祉科 障害者福祉論ほか 非常勤講師
- 平成11年4月から現在
- 学校法人 滋慶学園東京医薬専門学校 視能訓練士科
視覚障害者リハビリテーション 非常勤講師
公的資格を取って視覚障害者の社会参加を支援しませんか?
平成23年の厚生労働省調査によると、全国には315,500人(千葉県には12,000人ほど)の視覚障害者がいます。
その大半は糖尿病等により中途失明された方々で、家族を養わなければならない立場にありながら、マッサージ意外に的職がなく、極めて厳しい立場に置かれている人も少なくありません。
一般市民は高齢になると老人クラブに所属したり、趣味の活動を通じて地域社会とのつながりを保って行きます。
しかし、視覚障害者の60%は身体障害者手帳1・2級の重度障害者で、外出や読み書きに大きなハンディを伴い、老人クラブや趣味活動をすることさえままなりません。
こうした人たちの自立と社会参加を支援するために準備されているのが「同行援護」事業です。
この事業は平成23年10月に開始されましたが、3年後の平成26年末においても資格を取得されたヘルパーは全国平均で50%に満たず、視覚障害者のニーズを満たすには程遠い状況です。
特に、視覚障害者協会が開催する諸行事の時などは参加を希望する利用者でヘルパーの取り合いになってしまい、参加できない人が出ることさえあります。
今や人口18人に一人が障害者で、誰もが障害者になりうる時代ともいえます。
例え失明したとしても、残る人生に生きがいを持って当たり前の生活を送ることが可能な社会でなければなりません。
そうした社会を支える最も重要な役割を担うのがホームヘルパーです。
どうぞ皆さんも公的資格を取得して、専門職として社会やそこに暮らす人たちを支える役割を担ってみませんか。
きっとあなた自身の人生も豊かになること間違いなしです。